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手あれにバイバイ!

食器洗いをする際に手の負担を減らすコツ!

最も効果的な対策は、常にゴム手袋をする方法ですが、なかなか実行できないと言う方が多いので、小さな対策をコツコツ積み上げる対策をご紹介します。

 

★手あれにバイバイ!

 

1.水仕事の回数を減らす

2.洗剤にはゴム手袋

 

3.拭き残しをしない

 

4.乾いた柔らかいタオル

 

5.水温は人肌程度

 

6.水仕事以外に落とし穴

 

 

 

1.水仕事の回数を減らす

手を水やお湯に濡らすだけで、手の皮膚は乾燥して手あれに繋がります。

食器洗いの回数が多い人は、まとめ洗いにするなどして回数を減らします。

 

2.洗剤にはゴム手袋

すでに手あれになっている人は、手が洗剤に触れると負担が大きいので、食器洗いをする際はゴム手袋を着用しましょう。

また健康な手の人も、洗剤を水で倍に薄めるなどして、負担を軽減することをおススメします。

 

3.拭き残しをしない

食器洗いが終わって手を拭くときにも注意が必要です。

手拭きがおざなりだと、肌に水分が残り、これが蒸発するときに皮膚表面を冷やして、皮膚を守る「皮脂膜」が作られにくくなってしまうからです。

特に指の股と指輪部分はおざなりになりがちなので注意します

 

4.乾いた柔らかいタオル

手を拭くときに使うタオルも重要です。皮膚を傷めないよう、乾いた柔らかい素材のもので優しく拭き取ります。

またキッチンなどでありがちな、使いっぱなしの湿ったタオルなどは吸水性が低いばかりか衛生的にも良くないので小まめに交換しましょう。

 

5.水温は人肌程度

皮膚を守っている「皮脂膜」は水でも流れてしまいますが、お湯だとさらに流れやすい性質をもっています。

しかし水だと油汚れが落ちにくかったりするので、人肌程度の温度で水仕事をするのがおススメです。

 

6.水仕事以外に落とし穴

手あれの原因は水仕事が代表的ですが、それだけではありません。

新聞や本を読む、洗濯物をたたむ、といった作業も長時間かつ繰り返したり、あるいは手あれの人が行う場合は注意が必要です。

対策としてはこれらの作業をする際は薄い綿の手袋を着用したり、作業後にハンドクリームを塗るなどします。

 

 

★ハンドクリームの使いこなし方

薬剤師にハンドクリームの選び方や塗り方について解説して頂きました。

 

尿素入りクリーム 効果の高い保湿成分としてハンドクリームによく含まれる「尿素」ですが、

症状によっては使い方に注意が必要です。

ひび割れの肌に使うとしみてしまうことがあります。

一方、皮膚が硬くなった部分や足のかかとなど角質が硬くなってしまった部分は皮膚を柔らかくする作用があるので適しています。

 

★ハンドクリームとワセリン

ハンドクリームの代わりにワセリンを使っていらっしゃる方も多いと思いますが、ワセリンには皮膚の水分を補う効果はありません。

したがって既に手あれが起きている人には肌に潤いを与える尿素やヘパリン類似物質などの成分が入ったハンドクリームがおススメです。

一方健康な手の人には、ワセリンは保湿(皮膚の水分を逃さない)効果が高い上に安価というメリットがあります。

 

塗擦ハンドクリームの説明書には用法として「一日数回適量を患部に塗擦する」といった表記があることがあります。

この「塗擦」という言葉は「擦りこむように塗る」ことを指しています。

皮膚を傷めないよう、やさしく擦りこみながら塗ることで十分な効果を発揮するクリームであることを意味しています。

一方「塗布」という言葉が使われている場合は「のせるように塗る」ことを意味していて擦りこむ必要はありません。

 

★手あれと思ったら違う病気!?

きちんとした対策や治療をおこなっていても手あれが治らない場合は、違う病気の可能性があります。

疥癬(かいせん)ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して卵を産みつける病気です。

感染した患者に長時間触れたり、同衾(どうきん)すると感染します。

皮膚の抵抗力の弱い高齢者が感染すると重症化しがちで、家族に感染者がいる場合は、全員に感染している例も多く見受けられます。

症状は湿疹と激しいかゆみ。湿疹は一見しただけでは手あれの湿疹と区別はできません。

しかし症状が手だけに出ることは無く、全身に広がるのでそこで感染を疑うことができます。

 

そのほか

手の水虫(白癬(はくせん))やアレルギー性接触皮膚炎も手あれと間違えるケースがあります。

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