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健康豆知識

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自律神経の秘密

その①
 自律神経とは、私達の意思とは関係なく生命の維持の為に絶えず働いている神経です。
 自律神経には、主に活動期に働く「交感神経」と休息時に働く「副交感神経」があります。
 一日のリズムでいうと、午前4時頃から徐々に交感神経が活発になり始め、午前10時頃にピークを迎えます。
 午後4時頃から徐々に副交感神経に切り替わって、そのピークは午後10時頃です。

 ですから日が沈むと同時に眠りに付き、朝日が昇るのと同時に起きる、というのが人本来のリズムなのです。
 そのリズムが狂っている人がほとんど、と言ってもいい現代の日本で、病気になるまたは体調の悪い人が多いのは当然かもしれませんね。
 自律神経のリズムは、季節によってもあります。

その②
 夏が副交感神経のピークで、交感神経のピークは冬です。
 春・秋はその中間もしくは移行の期間です。
 春先や秋口に体調を崩す人が多いのは、自律神経のバランスが不安定な時期だからかもしれません。
 「その①」で書いたように副交感神経は休息期、交感神経は活動期に活発に働きますから、本来夏は休息の時期、冬が活動期といってもいいでしょう。
 ですから、冬のマラソンは自律神経に優しく、夏のトライアスロンは自律神経に厳しいスポーツと言えます。
 夜に強い人がいるように、夏に活発に活動できる自律神経系のタフな人ができるのが、サーフィンなどのマリンスポーツかもしれません。
 自律神経系の強さが人並みな人は、冬にスキーなどをした方がいいでしょうね。
 
その③
 自律神経は、天候によっても影響を受けます。
 晴れの日は交感神経が働きやすく、活発に動きたくなります。
 でも、炎症が起こりやすいので胃炎・口内炎など炎症系の症状をお持ちの方は悪化することがあります。
 ただ、アレルギー症状は抑えられる傾向があります。
 雨の日は副交感神経が働きやすいので、体がだるくなったりしやすい傾向があります。
 でも、普段イライラしやすい人は気分が落ち着いていいかもしれません。
 アレルギーをお持ちの方は症状が悪化することがあります。
 でも、炎症はひどくならないので胃炎などは軽くなる傾向があります。
 誰にでも都合のいい天気はない、ということですね

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