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五月病の対処法
「やる気」や「元気が出ない」時、どうやって乗り切りますか? という質問で昨年より「寝る」が増加しているという。
ゴールデンウイーク明けに突如襲ってくる五月病。
気候も暖かくなり何となく集中できなくなったり、無気力になったりする症状に悩まされる人は少なくありません。
そんな五月病を乗り切る対処法として、近年、大幅に増加した答えがあります。ズバリ“寝る”です。
これは、株式会社サンセットコーポレイションが男性1585人、女性196人に行ったアンケートによると、「五月病への対処法」として、全年代で「寝る」という答えが昨年を上回ったそうです。
特に顕著なのが女性陣。
中でも20代女性の30.8%、30代女性の実に40%が「寝る」と答えています。
世のアラサー女性にとって、ひたすら「寝る」ことが、心と体の疲れを癒すことであり、元気の源になっているようです。
★新型うつ病台頭
「五月病」は消えつつあるといいます。
その代わりに台頭してきたのが「新型うつ病」です。
五月病は従来、新入社員や新入生が陥りやすい季節病だったのですが“うつ” はいまや年中行事になったようです。
新年度が始まり新しい環境に馴染めず、その疲れがゴールデンウイーク明けに無気力症となって一気に表れるのが「五月病」。
ですが、「『非定型うつ病』がわかる本」(法研)の編著で「南青山アンティーク通りクリニック」(東京)の福西勇夫院長は、「うつ病時代の到来で季節は関係なくなった。
いまや五月病は激減しつつある」と話す。
五月病とは俗称で、医学的には一種の「適応障害」や「軽症うつ病」と診断されますが、多くは時間経過とともに改善されるので、あまり問題視されることはなかった。
最近は20代を中心に「新型(非定型)うつ病」が猛スピードで急増。
その台頭で五月病の存在が吸収されてしまった格好です。
福西院長によると、すでに都内の心療内科に通う30代の50%は新型うつ病の患者だといいます。