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健康の絶対条件
健康を保つための絶対条件は何だろうか。
最新の医学情報を調べ尽くして行き着いた私の結論は「バランスのとれた栄養」と「日々の運動習慣」という当たり前のことだった。
「栄養バランス」とはどんなものか、ポイントをまとめておこう。
人間にとって欠かせない栄養素は、基本となる炭水化物、たんぱく質、脂肪(三大栄養素)に、ビタミン、ミネラル、水分を加えたものだ。
このうちカロリーがあるのは三大栄養素だけ。
カロリーとは、簡単にいえば、食品に火をつけて燃やした際、周囲の温度を上昇させるエネルギーのこと。
もちろん包装紙など、人間が消化できないものはカロリー源にならない。
体内では、化学反応によって、食品のカロリーに相当するエネルギーが生まれる。
たとえば体重60キロの人が事務作業をして1日過ごすために必要なカロリーは、仮にご飯だけで取ろうとすると(コンビニの)梅干しおにぎり9~10個分にもなる。
これでは量が多過ぎて食べきれず、かつ栄養も偏ってしまう。
では、どうすればいいのか。
主食として梅干しおにぎりを2個食べている人は、焼いたさんま1尾(150グラム)に、納豆1パック(50グラム)を加えるとバランスがほどよくなる。
さんまの代わりに豚ロース100グラムでもいい。
この例をイメージしながら、自分に合った食材、量を選べばいい。
これに十分な量の野菜と果物を加える。
欧米の指針では、葉物野菜の場合、1日に味噌汁わん程の器に5杯分以上が望ましいとされている。
体質や病気の有無にかかわらず、塩分やコレステロールを減らすことも大切だ。
塩分を減らすコツは、調味料をなるべく使わないこと。
コレステロールが多い食品は鶏卵、肉の脂身、バター、鶏肉、もつなどと覚えておく。
魚介類のコレステロールは問題ない。
意外な落とし穴は乳製品だ。
体にいい食品というイメージが強いが、成人にとっては動物性脂肪が多過ぎるため控えめにする。
カロリー計算は必要ない。
体重を時々測り、大きな変化がなければ適切ということになる。
もし体重が月に2キロ以上変動していたら、食事の偏り、体調の異常などを自己点検する。
これが病気を予防し、元気で長生きするための栄養バランスだ。
(新潟大学教授 岡田正彦)
2010.12.12. 日経