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健康豆知識

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健康豆知識

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季節病・気象病

 昔から「季節の変わり目に持病が悪化する」「雨が降ると古傷が痛む」などと言われるように、季節や天気の変化と健康の間には深い関係があります。

 

一般的に人の体は季節や天気の変化に合わせて調整する機能が備わっていますが、この調整機能が不充分な場合にはいろいろな心身変化が起こり、病気にまで進行してしまうことがあります。

 

 日本の四季にはそれぞれに特有の病気があります。

 

一定の季節になると発症する病気を「季節病」といいます。

 

春の花粉症や夏の熱中症をはじめ、秋の食中毒、冬のインフルエンザなどが季節病にあたります。

 

 これに対して、日々の気象の変化によって発症したり、症状が悪化したりする病気を「気象病」といいます。

 

別名「お天気病」ともいいます。

天気が崩れる前に症状が出やすい喘息や、低気圧で症状が現れる関節痛などが気象病にあたります。

 

 ここでは、「季節病」と「気象病」について、それぞれの症状を和らげる食べ物を日常的に取ることで自律神経を上手にコントロールし、症状緩和が期待できる物をご紹介します。

 

季節や天気と病気の関係を知り、四季折々の健康管理に役立てましょう。

 

★春の季節病

 

春は天気の変化が早く気温の変動が激しいため、体調をくずしやすい季節です。

この時期の季節病には、春先の病気としてすっかり定番となった花粉症をはじめ、五月病に代表される精神不安定などの症状があります。

 

イライラ・精神不安定

ストレスを受けると、イライラや精神不安定などが引き起こされます。そんな時には気持ちを落ち着かせる食べ物を積極的に取り、精神安定に努めましょう。

 

★イライラ・精神安定に効く栄養素

 

体調が変わる季節の変わり目や、ストレスの多い現代では、イライラや精神の不安定な状態が多く発生します。

ストレス要因を取り除くと同時に、ストレスを予防する有効な栄養成分を含む食べ物を日常的に取り、安定した精神維持に気をつけましょう。

バランスよく食べることが基本ですが、「イライラ気味」「精神が不安定気味」と感じた時は、次のような栄養素を積極的に取り、精神安定を維持しましょう。

 

【トリプトファン】

精神安定・催眠・鎮痛などの作用のある神経伝達物質のセロトニンの原料となる必須アミノ酸で、牛乳から発見された。

脳に運ばれたトリプトファンは、ビタミンB6やマグネシウムと一緒にセロトニンを作る。

*トリプトファンを多く含む食品:

バナナ、カッテージチーズ、牛乳、卵黄、凍み豆腐、落花生、黄な粉、アーモンド、干しゆばなど

 

【カルシウム】

骨や歯を作る栄養素であると同時に、神経の伝達機能神経の興奮を抑える働きがある。

不足するとイライラするので、カルシウム吸収を高める働きのあるビタミンDも一緒に取ると効果が倍増する。

*カルシウムを多く含む食品:

乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)、魚類全般(煮干・イワシ丸干し・チリメンジャコ・ワカサギ・ドジョウなど)、ほうれん草、小松菜、ヒジキ、豆腐など

 

【ビタミンB6】

神経伝達物質の合成に欠かせないビタミンで、不足するとイライラや記憶力低下などの中枢神経の障害を引き起こす。

たんぱく質の代謝を助け、皮膚をかぶれにくくする働きもある。

*ビタミンB6を多く含む食品:

酵母、レバー、胚芽、肉類、牛乳、豆、卵黄、野菜(葉菜類)、マグロ、鮭、サバ、サンマなど

 

【マグネシウム】

脳や神経の興奮を鎮め、精神安定に働く。

清涼飲料や加工食品に多く含まれるリンの取り過ぎは、マグネシウムの吸収を妨げるので取り過ぎには注意が必要。

*マグネシウムを多く含む食品:

アーモンド、カシューナッツ、大豆、納豆、豆腐、干しヒジキ、昆布、ワカメ、カツオ、バナナ、枝豆、ほうれん草など

 

【ビタミンB1】

脳にとって唯一のエネルギー源であるブドウ糖の代謝に欠かせないビタミンで、不足するとイライラ・疲労感・記憶力や食欲の低下を引き起こす。

*ビタミンB1を多く含む食品:

米ぬか、大豆、落花生、豚肉、ウナギ、枝豆、卵黄、魚卵、じゃがいも、さつまいもなど

 

【ビタミンC】

不足するとストレスが解消されずに溜め込まれてしまう。

ストレスが出ると体は対抗するため副腎皮質ホルモンを分泌する。

ビタミンCは副腎皮質ホルモンの原料として使われるため、ストレスが続くと大量に消費される。

*ビタミンCを多く含む食品:

いちご、グレープフルーツ、オレンジ、ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、菜の花、ピーマン、キャベツなど

 

【たんぱく質】

体の構成成分で、ビタミンCが副腎皮質ホルモンを合成する時に、酵素として働く。

*たんぱく質を多く含む食品:

肉類(豚モモ肉・牛モモ肉など)、魚類(アジ・マグロ・紅鮭・ウナギなど)、牛乳、乳製品(ヨーグルト・チーズなど)、豆腐、納豆など

 

◆夏の季節病

 

夏は陽射しが強く、体力の消耗も激しい上、暑さで食欲が落ちる季節です。

そのうえ近年のヒートアイランド現象や地球温暖化により暑さは年々厳しさを増す一方。

 

この時期は、夏特有の慢性疲労である夏バテや熱中症などの季節病に注意が必要です。

 

★熱中症を予防・緩和する栄養成分と食べ物

熱中症を予防するには、かかりやすい条件である肥満や虚弱体質などの体の状態や、高血圧・心疾患・糖尿病などの疾患を予防することが大切です。

体質や症状に合わせた栄養成分を取ると同時に、カリウム・ビタミンB1・クエン酸をしっかり取るようにしましょう。

 

【カリウム】

汗をかくと塩分(ナトリウム)が排泄されますが、同時にカリウムも排泄されます。カリウムは細胞内液に多く含まれており、カリウムが失われると細胞内が脱水症状を引き起こします。

細胞内脱水は、熱中症を引き起こした後の重要臓器の細胞機能 障害の原因となり、熱中症回復に影響を与えます。

筋肉の収縮を助ける(働きをよくする)働きもあり、日常的に取ることで熱中症にかかった時の回復力を高めることが可能です。

カリウムを多く含む食品

小豆、そら豆、いんげん豆、海苔、パセリ、干しひじき、ほうれん草、さといも、じゃがいも、落花生、松の実、バナナなど

 

【ビタミンB1】

不足すると糖質を分解することができず、疲労物質(ピルビン酸や乳酸など)が溜まり、疲れやすくなります。

食欲不振・倦怠感・手足のしびれやむくみなどの症状が発症します。

ビタミンB1を多く含む食品:

豚肉(ヒレ肉・モモ肉・ロース・肩ロース・ひき肉など)、ハム、焼き豚、ウナギ、グリーンピース、海苔、青海苔(乾)、大豆(乾)など

 

【クエン酸】

梅干やレモンなどに多く含まれている酸味主成分で、疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復に優れた効果を発揮します。

またパロチン(若返りのビタミンと呼ばれている)の代謝を活発にするため、老化防止も期待できます。

クエン酸を多く含む食品:

梅干し、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、食酢、黒酢、もろみ酢など

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