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大根おろしに医者いらず!?
昔から「大根おろしに医者いらず」との格言があるように、大根おろしは様々な面から体に良い食品とされています。
ただし、あくまで生食での効果です。
和食の付け合せや薬味として使われることが多いです。
大根おろしは消化を助けるはたらきをします。
天ぷらをはじめ油物や肉料理等、一般的に胃に重いとされる料理との相性もよいです。
大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が豊富に含まれているが、これら酵素は熱に弱いため、加熱をともなう調理法では効果はありません。
大根おろしとして生のまますりおろすことで消化を助ける効果をはじめて得ることができます。
又ビタミンCを始めとする各種栄養素が豊富に含まれています。
さらに大根おろし汁でうがいをすると口内炎や虫歯、歯肉炎など口の中の炎症に効くとも言われています。
イソチオシアネートの持つ殺菌作用によるものとされています。
この殺菌作用は生ガキを洗浄する際にも利用される場合があります。
蜂蜜を加えて飲むと咳や喉の痛み、声枯れ、二日酔いによいとする民間療法も知られています。
また古くは魚の毒を消すものとして重宝されました。
焼き魚に添えられることが多いのはこのためです。
★もみじおろし
もみじおろしは、大根に箸などで穴をあけ、唐辛子を詰めてすりおろすともみじおろしになります。
赤おろし(唐辛子をおろして塩漬けにしたもの)と大根おろしを混ぜて作られることもあります。
紅色が美しく、辛味をいかした薬味として用いられています。
なお、大根おろしとにんじんおろしを混ぜたものももみじおろしといいます。
ただしこの場合、にんじんと大根がお互いの栄養素を破壊するため、食べあわせがよくないです。