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骨粗しょう症対策
「老いも若きも予防・早期発見!」
★骨粗しょう症と骨折
*骨折しやすい部位
骨粗しょう症は、骨量(骨の中身)が減少して骨がもろくなる病気です。
骨がもろくなると、転んだときなど日常生活で骨折が起こりやすくなります。
転倒で骨折しやすいのは、大腿骨の付け根、手首、腕の付け根などです。
特に、大腿骨付け根を骨折すると寝たきりにつながることもあり注意が必要です。
また、気づかないうちに背骨が徐々に圧迫骨折を起こしていることもあります。
最初は痛みがないこともありますが、時間がたつにつれて「腰が痛い」「姿勢が前かがみになる」「身長が縮む」などが起こり、活動しにくくなります。
★骨粗しょう症の原因
骨は、古い骨を壊す骨吸収と、新しい骨をつくる骨形成が繰り返され、常につくりかえられています(骨代謝)。
骨粗しょう症ではこのバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回るために、骨がもろくなっています。
最も大きな原因は、女性ホルモンの分泌低下です。カルシウム摂取量の不足なども原因になります。
女性の骨量は思春期に大幅に増加し、20歳までに最大に達します。その後一定の骨量が維持されますが、閉経を境に女性ホルモン分泌の急な低下に伴って、骨量も急激に減少します。
高齢期の骨量は若いころの最大骨量と関係しています。
また、若いころに体重が軽い人は骨量が少なくなりやすく、早い段階で骨粗しょう症にあることも考えられます。
若いころに最大骨量をできるだけ増やし、骨の健康を保つことが重要です。