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美味しさと老化の意外な関係
★老化物質AGEは、なぜたまってしまうのか?
その謎を解くカギを握るのは
なんと、パンやお肉を焼くと、こんがりとキツネ色に色づき、おいしくなる化学反応。
これは「メイラード反応」と呼ばれ、「たんぱく質」+「糖」=茶色くなるという反応です。
この「おいしさの方程式」が、実は、人の「老化の方程式」でもあったのです。
人の体のたんぱく質と、食べ物から摂取する糖が、ジワジワと時間をかて、「糖化」と呼ばれる反応を起こすのです。
この糖化によってできるのが、AGEだったのです。
AGE=Advanced Glycation End-products(終末糖化産物)。
★コラーゲンの糖化=老化だった!
「糖化」の影響を受けやすいのは、コラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質です。
コラーゲンと聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
お肌に大事なもの?実はそれだけではないのです。
コラーゲンは、体中の細胞と細胞をつなぐ接着剤のような役割を果たしており、いわば全身の細胞の土台です。
コラーゲンなくして、生き物は多くの細胞を支えることができません。
つまり、体中の細胞の間を埋めているコラーゲンが糖化され、茶色く劣化してしまうことは、全身の体の老化につながるのです。