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噛めば噛むほど健康に!
「咀嚼」そしゃくには食べ過ぎを抑える働きがあります。
調理技術の進歩によって、軟らかい食べ物が増えてきましたが、その反面、現代人の噛む力(咀嚼力)は、弱まっているといわれています。
それは、弥生時代の人と比べると、「6分の1ほど」という説もあるくらいです。
噛むことは、単に食べ物を細かくするだけでなく、私たちの健康を保つために、とても重要な働きがあるのです。
- 胃腸の負担を減らす
食べ物をある程度細かく砕いておけば、胃腸の負担が軽くなります。
また、唾液にはアミラーゼと呼ばれる炭水化物分解酵素が含まれています。
噛むほど唾液量は増加し、食物の分解が促進されます。
- 顔の筋肉を鍛え、若さを保つ
咀嚼は血行がよくなり、表情筋が鍛えられるので、しわ防止や若々しい表情作りにもつながります。
- 丈夫な歯を保つ
唾液には、歯・歯肉の洗浄、歯石防止、歯周病予防などの効果があります。
また上下の歯をしっかりかみ合わせることで、歯根に刺激が伝わり、歯とそれを支える顎の骨が強化されます。
- 肥満・糖尿などの生活習慣予防、ダイエットにも!
咀嚼によって味覚が刺激され、脂肪代謝を刺激するホルモンであるノルアドレナリンが分泌されます。
また、食事の時間が長くなることで、大脳の満腹中枢が働くため過食も解消されます。
☆噛んだ刺激が脳に伝わると、反射神経や記憶力、認識力、判断力、集中力なども高まります。
一般的には「咀嚼30回」が勧められていますが、数えることも大変です。
まずはよく噛むことを意識して、食事をしてみてはいかがでしょうか?
最近よく耳にすることは、歯周病から糖尿病に!とか、歯科医師と内科医によるタッグマッチでの治療がよく言われています。
内的病気の予防にも、よく噛んで健康になりたいものですね!!