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効率よく痩せられる!?【体内時計】のひみつ
体内時計を利用して食事の摂り方やタイミングなどを実践する最新科学【時間栄養学】
メタボリックシンドロームや生活習慣病予防としてダイエットをはじめた人も多いでしょう。
朝食は、バナナなどのフルーツとヨーグルトだけにし、昼食も低カロリーの食事。
そのぶん、夜9時を過ぎても夕食は食べる!
体内時計とは身体の中にある、24時間時計ともいうべきもの。睡眠のリズムや血圧・体温の変化など、生命に関わる重要な機能を数多く司っています。
さらに、
私たちの遺伝子の中に組み込まれているのが時計遺伝子。
体内の様々な臓器の細胞に存在している遺伝子のことで、1日のサイクルを計っています。
この時計遺伝子が動き始める時間は人それぞれで、朝食と夕食を摂る理想的な時間をも決めています。
体内時計を規則正しい24時間周期にするためには、1日1回、時間合わせをする必要があり、その目安となるのが脳の時計遺伝子を動かす「朝の光」と内臓の時計遺伝子を動かす「朝食」。
これにより、時計遺伝子が動き出し、身体の全機能が円滑にスタートするのです。 体内時計で動脈硬化・メタボリックシンドロームを撃退!
時間栄養学ではポイントは2つ。
タンパク質を極端に減らした朝食と夕食の時間が遅い上、多めにカロリーを摂取してしまうことです。
【体内時計】のひみつ Ⅱ
自分に合った食習慣を目指す!?
朝食は、バナナなどのフルーツとヨーグルトだけにし、昼食も低カロリーの食事。
そのぶん、夜9時を過ぎても夕食は食べる! 最悪のパターン!
(1)朝食にタンパク質を!
内臓の時計遺伝子はタンパク質によって動くため、朝食でタンパク質が不足していると、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したまま、脳が「身体が飢餓状態にある」と判断します。
そんな時に昼食を摂ると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪を溜め込む機能がスタート。
脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまうのです。
(2)脂肪を溜めやすい「魔の時間」
体内に脂肪を取り込む働きを持つ、タンパク質BMAL1(ビーマルワン)の分泌量は時間によって数が変わり、起床後14時間から18時間に最大に達するという特徴があります。
つまり、朝7時に起きていたSさんの場合。
夜9時頃から深夜2時前後が、BMAL1の数が最も多く、脂肪を溜めやすい「魔の時間」!巨大な落とし穴に気づかぬまま、間違った食生活。
朝食は高タンパク食材を含むご飯に変更。また、夕食は、肉類などの脂肪分を控え、夜7時までに摂るようにした結果、わずか半年で体重は5kg少ない56kgに、
悪玉コレステロールは210から147、中性脂肪も112から69へ、目覚しい改善を果たしました。
自分の体内時計を知り、自分に合った食習慣を目指すことが大切なのです!