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熱中症を予防・緩和する栄養成分と食べ物

 熱中症を予防するには、かかりやすい条件である肥満や虚弱体質などの体の状態や、高血圧・心疾患・糖尿病などの疾患を予防することが大切です。
体質や症状に合わせた栄養成分を取ると同時に、カリウム・ビタミンB1・クエン酸をしっかり取るようにしましょう。

【カリウム】
汗をかくと塩分(ナトリウム)が排泄されますが、同時にカリウムも排泄されます。
カリウムは細胞内液に多く含まれており、カリウムが失われると細胞内が脱水症状を引き起こします。
細胞内脱水は、熱中症を引き起こした後の重要臓器の細胞機能 障害の原因となり、熱中症回復に影響を与えます。
筋肉の収縮を助ける(働きをよくする)働きもあり、日常的に取ることで熱中症にかかった時の回復力を高め ることが可能です。

★カリウムを多く含む食品:
小豆、そら豆、いんげん豆、海苔、パセリ、干しヒジキ、ほうれん草、さといも、じゃがいも、落花生、松の実、バナナなど

【ビタミンB1】
不足すると糖質を分解することができず、疲労物質(ピルビン酸や乳酸など)が溜まり、疲れやすくなります。
食欲不振・倦怠感・手足のしびれやむくみなどの症状が発症します。

★ビタミンB1を多く含む食品:
豚肉(ヒレ肉・モモ肉・ロース・肩ロース・ひき肉など)、ハム、焼き豚、ウナギ、グリーンピース、海苔、青海苔(乾)、大豆(乾)など

【クエン酸】
梅干やレモンなどに多く含まれている酸味主成分で、疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復に優れた効果を発揮します。
またパロチン(若返りのビタミンと呼ばれている)の代謝を活発にするため、老化防止も期待できます。

★クエン酸を多く含む食品:
梅干し、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、食酢、黒酢、もろみ酢など

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